2008年9月5日開催 静岡公演レポート
長崎県立大学の学生、根岸司様よりレポートをお寄せいただきました。
この度は沢井箏曲院創立30周年真におめでとうございます。
私は長崎県立大学の邦楽部で、箏と三絃を学んでいる学生です。
まず、なぜ長崎の大学生である私が静岡県富士公演の演奏会レポートを書いているのか少し説明させて頂きたいと思います。
9月5日の静岡県富士公演の1ヶ月ほど前の8月、長崎県立大学の邦楽部の指導者である山本孝子先生から、来年の3月の沢井箏曲院30周年記念コンサートの福岡公演のお手伝いを学生でさせて頂けるというお話を頂きました。
私は最初耳を疑いました。
「あの沢井箏曲院のコンサートのお手伝いを、私たち学生がさせて頂いて良いものなのだろうか」と。
その時の私を含めた学生の感想としては、お手伝いできる喜びが半分、驚きと畏れと緊張が半分といったところでした。その数日後、私の出身地である静岡で同じ30周年記念コンサートが9月5日にあることを知りました。8月9月の夏休みの帰省日が未定だった私にはそれがある種の啓示のように感じ、その場で今年の夏は9月5日の前後数日に静岡に帰省することにし、部員の代表として確りコンサートを拝見してくることに決めました。
コンサートは最前列で拝見しました。
比河流先生、一恵先生をはじめ演奏される先生方の息遣いが聞こえるほどの距離で、迫力や繊細さを思う存分感じることができ、非常に感動しました。
コンサートの最後に比河流先生が、このウェブサイトの沢井箏曲院会長メッセージにもあるように「過去から培われた伝統、現代を生きる箏曲、未来へと翔抜ける音楽、という三位一体」という内容のことを仰っていましたが、まさにコンサート全体から過去の伝統と同時に、現代の邦楽を牽引し未来へと翔抜けるエネルギーも感じ、過去、現在、未来という時間軸がはっきり見えた気がしました。さらには、沢井箏曲院は未来の伝統となるものを現在進行形で作っている、コンサートを聴きながら過去、現在、未来という時間軸を考えた時、そのようにも感じました。
コンサートを拝見して、最初に福岡公演をお手伝いさせて頂けるというお話を聞いた時に感じた以上に、現在喜びと緊張を感じています。福岡では学生一同全力でお手伝いさせて頂きますのでどうか宜しくお願い致します。 それでは、来年の3月にもう一度比河流先生、一恵先生にお会いできることを楽しみにしております。
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